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つかず、離れず

第6章 br14wn

《智side》

もうこのまま時間が止まってくれればいいのに
幸せが一生続くことは無い、不幸があるから幸せがあって日常があるから非日常は特別感が出るんだ

(僕は怖いんだ、今幸せすぎるのが)

この幸せがなくなり胸が締まる思いがこの先待っているのであれば僕はこのまま終わってしまいたいと思ったり思わなかったり、

こんなことを翔くんに言ったらそんな先のことを考えて答えが出るならいいけど、きっとこのまま考えても答えは出ないし、出たとしてもそれは本当の答えじゃないと返されそう

多分どんなことを言われても今の自分では答えは出ないしそれにあなたに幸あれと言われてその人が充実してたらもうふふふふ


翔くんからのプレゼントが入ってるダンボールを開ける、ダンボールの中に入っていたのは紙と真っ赤なりんご1つ、紙には

【このリンゴをどう食べるかはあなた次第生で食べてもいいし、焼いたり、ミキサーで潰して消費してもいい、いっその事食べなくてもいい、りんごの運命はあなたにさずけられました】

「?」

直ぐに翔くんへメールを打つ

智「開けたよー!なにこれ?笑」

すぐ既読になり、返信が来た

翔「これからは智くんが自分で決めて自分で行動するんだ」

智「なにそれ?」

翔「もうダンボールを開けてしまったから今からメールも電話もしないで」

智「なんでー、寂しいよ」

翔「好きだからだよ、」

僕は翔くんに依存している、だからこの命令もこのメールもありのまま受け取りありのまま実行に移すそれが僕が唯一届けられる翔くんへの愛。
僕は翔くんの愛、思いについて行くよ、
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