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つかず、離れず

第5章 orange

翔「だからさなんで事務所に呼ばれてるか知りたいの」

マ「うぅ…でもぉ」

どっちに傾くか迷ってる。

翔「もうマネージャーやめるか続けるか。やってることには変わらないんだから俺は続けるってなったらこれも消去するし忘れる」

こんな話をしてる間も事務所への距離はだんだん近くなってる

マ「わかりました。そのかわり約束お願いしますよ」

翔「ウンウン、で?なんかやったの俺?」

鼓動が早くなり運転しているマネージャーの後頭部に目線が集中する

マ「実は××× ××××××です。」

翔「ああーそれ?なんだ」

無意識に握り拳をしていた手には汗をかきすぎてビショビショになっていた。

マ「あれ?驚かないんですか?」

翔「いやいや、驚いてるけどまぁまぁって感じかな」

とりあえず智くんのことではなく誰だかわからないが女との熱愛が出たとのことだった

マ「なんか余裕が出てきて大人になりましたね」

翔「そう?ふふふ」

笑いが溢れて変な緊張も解けて一安心

♪〜♪〜

マ「電話なってますよ?」

翔「あっ!ほんとだ。もしもし」

電話の主は智くん

智「翔くん今どこ?もう事務所?」

緊張も解けて智くんの声が愛おしい

翔「いやまだ向かってるとこ」

智「そうなんだ…あのね実は今日泊まりになったんだ」

翔「え?日帰りじゃないの?」

智「俺もそのつもりだったんだけどなんか松潤が」

また松潤かと車の時から感じていたジェラシーが再発した

翔「なんで?日帰りでいいじゃん」

智「なんかね皆んな翔くんに来て欲しくて途中からなら皆んな明日休みだし泊まりで良くない?って」

"(松潤ごめん、そんな優しい子だなんて。自分が恥ずかしい)"

翔「分かった!急いで行く!」

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