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つかず、離れず

第5章 orange

レトロチックな店内の売店に着きお土産を物色する
2人ともあんなに行きたがってなかったのに何だかんだ楽しそう、松潤がお土産を吟味している隙を狙い智くんに話しかける

翔「泊まりって聞いてないよ」

智「俺もびっくりしたもん」

翔「なに?あの部屋で五人で寝るの?」

智「うん、」

翔「ギンギンになったら?」

智「ギンギンのままおやすみに」

翔「おやすみにって、フフフフフッ」

智「フフフフフ」

そこに松潤が来て「何笑ってんの2人して」とツッコミだけで会話には入らず手に持った商品をレジへと持って会計を済ませこっちに来たスピードのままゲーセンいこと俺たちも慌てて後ろについていった

潤「これしようよ、プリクラ」

翔「いいね」

潤「何でもいいよね」

智「うん」

俺たちも流行に疎い歳になったからどの機種がいいかなんてさっぱりわからん。だから一番近いやつに男3人入っていく。めっちゃ狭い場所に入り写真サイズに入るため顔を近づける、ライトをギンギンに浴び、落書きをしないといけないのだが疲れなのかする気力もなく終了のボタンを押す。写真受け取りの小ちゃい受け取り口をじっと見る。雑誌の撮影でもこんなには疲れないのにどっと疲れが来る

翔「もう俺らおじさんだねー」

潤「おじさんだよ」

智「おじさんおじさん」

まだ自分をおじさんと思いたくないのかおじさんを連呼し笑いあう、そうするとちっちゃい受け口からプリクラが一枚。

翔「スゲェー、松潤目でかっ!」

智「本当だ」

潤「翔君もリーダーもやばいよ」

翔「やばいね」

智「なんか新種のオカマみたい。口にピンクで」

潤「フッハハハハ」

翔「ハハハ、やばいね」

本当は今すぐ立ち去りたい当たり前だけどプリクラは女子しか使わないし男がいてもカップルとかしかももうゴリゴリな大人3人がプリクラ見て笑ってるって側から見たらすぐに立ち去って欲しいってひしひしと感じて耐えられず俺から誘ってゲーセンに寄ったのにUFOキャッチャーはせずに2人を引っ張り部屋へ戻った。

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