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つかず、離れず

第5章 orange

温泉に向かう渡り廊下を歩いてる時智くんに話しかける

翔「智くんって松潤と仲よかった?」

智「うーん、普通だよ」

翔「じゃあなんで肩組んでたの?」

智「うーん、流れ?」

翔「流れって?」

智「あっちが肩組んできたからやめてとも言えないし」

翔「俺だったら言うよ。やめてってだって智くんが浮かんで悪いなって思うから」

智「うん」

翔「うん」

せっかく2人っきりになれたのに空気が悪い。

翔「俺のこと好き?」

智「うん」

翔「好き?」

智「大好き♡」

翔「ありがとう」

智「あざといわー」

翔「ヘヘ、褒め言葉として受け取るわ」


智「ねぇ、しようよ」

翔「何を?」

智「一回だけでいいから」

翔「だから何をかちゃんと言って」

智「えっ、…えっち」

翔「えっち?一回だけでいいの?」

智「ううん、いっぱい!いっぱい」

俺の腕もつかみちっちゃいジャンプをして上目遣いで甘えてくる。お前こそあざといぞ。

翔「風呂行ったらね、それまで我慢」

智「うん、我慢する」

腕を組まれ体温を感じ今でも押し倒したくなるのを堪えて渡り廊下を歩き、さっき来た脱衣所に入る

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