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俊光と菜子のホントの関係

第16章 『迫ってくる、もう一つの本命チョコ』


 先輩二人がいなくなったことで、まるで嵐が過ぎ去った後かのように、スタッフルーム内が一気にシーンと静まり返る。


 えーと……まぁ、なにがともあれ、先輩達が上手く収まったのだから、それはそれで何よりだ。……と言い聞かせて、このことはもうこれで終わりにしよう。


 それよりも……それよりも、だ。


 俺にとって肝心なのは――



「…………菜子」

「っ……」



 ここからだ。




 ―次話へ続く―




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