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でも、愛してる

第2章 2

 「そろそろ、風呂にしようか?」
 「うん」
 このごろは、一緒に風呂に入る。
 清が、わたしのからだを、スポンジやタオルを使わずに、手で撫でるように洗ってくれるのが気持ちよくて、一緒に入るのは嬉しい。
 あそこも、丁寧に洗ってくれる。愛しあうときと違って、洗ってもらうときは、触られても感じることはない。
 でも、あそこを洗ってもらうのは、まだ、すこし恥ずかしい。
 わたしも、清のからだを洗ってあげる。わたしは、スポンジにボディソープをつけて洗う。
 清は、71才とは思えないほど、若々しい肌をしている。おなかは、ちょっと出ているけど。
 「清さんのここ、
  白髪がないね。」
 「萌絵ちゃんと同じように、
  性欲が強いからかな?」
 「もう!
  エッチなんだから~」
「私のを握りながら洗っているひとに、
  エッチって言われてもなぁ」

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