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愛が、いっしょに

第1章 1

         10

 次の日が日曜日だったので、朝起きたとき、
 「徹さん、
  入ってもいいよ」
 と言ったら、
 「うん。
  たぶん、もう痛くないと思うよ」
 と言い、入ってくれた。
 わたしは、そんなに、気持ちいいとは思わなかったけど、徹が、放出してくれたのが、嬉しかった。
 それも、ちゃんと、コンドームをしてくれて。
 ただし、そのあと、これでもかこれでもかというくらい、くりかえしくりかえし、乳首を舐め、あそこを舐め、クリトリスを舐めるので、わたしは、ぐったりしてしまい、しばらくは、寝返りもできないほどだった。
 「男って、おかしいよね。
  伽耶さんを、
  気持ちよくするほうが、
  自分のを出すより、
  ずっと長いんだから」
 「それは、
  男一般というんじゃなくて、
  徹さんの、
  優しさなんじゃないの」
 「そう思ってくれると、
  嬉しいな」
 「わたしこそ、
  ありがとう」
 「きのう、
  伽耶さんと一緒に、
  愛が来てくれたんだね」
 「そうだよ。
  一緒に、育てていこうね」

 そして、いま、わたしの心のなかには、徹と愛が一緒にいる。


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