テキストサイズ

愛が、いっしょに

第1章 1

         7

 徹が、パンティを脱がす。
 わたしは、すこし腰を浮かせた。
 そうしなければ、うまく脱がすことができない。
 全裸になったわたしのあそこを、舐める。
 パンティのうえからとは、比べものにならない、鮮烈な快感だった。
 セックスとは、こんなに、気持ちいいものか。
 あらためて、思った。
 こんどは、言葉が出なかった。
 低く唸るような声しか出ない。
 いや、低い音と言ったほうが、いいかもしれない。
 ほかの人が出しているのを聞いたら、いやらしいと思う声か音かわからないものを、わたしが出すなんて…
 そのくらい、鮮烈な快感が、どのくらい続いたのか、授業の長さよりは短いと思うけど…
 だが、その鮮烈な快感が子どもだましに思えるほどの、もう息がとまるんじゃないかと思うような快感が、そのあと、徹の舌が、クリトリスを舐めはじめたとき、襲ってきた。
 そう、まさに、襲ってきたのだ。
 わたしは、
 「ダメ~、
  ダメ~、
  息ができない」
 と叫んでいた。
 それなのに、徹は、やめようとしない。
 わたしは、徹の頭を、バシバシ叩きながら、
 「お願い、
  やめて、
  やめて、
  死んじゃう」
 と言った。
 ようやく、クリトリスじゃない、あそこの全体を舐めてくれる。
 そうなのだ、「くれる」と、言ってしまうほど、苦しいのがすこし弱まって、気持ちよくて、徹に、感謝したくなってきたのだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ