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月が綺麗な夜は。

第1章 歪んだ二人


-高杉side-


今夜の月は綺麗だ。
その月明かりに照らされ、桜が儚く散る。

「…ククク…銀時か…」

月を睨みつけて、疎ましいそいつの名を口にした。

こんな夜は、気に食わねェ…

同じ月を見て、銀時を想っているであろう人物に会わなければ。



俺は、江戸の地へ降り立った。










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