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月が綺麗な夜は。

第1章 歪んだ二人

-坂本side-


月が綺麗な夜じゃ。

こんな夜は愛しい銀時を連想させる。

今夜も、あいつは来るじゃろうなぁ。


「高杉…幾度来ようがおまんに銀時はやらんよ」

疎ましい。

銀時を子供の頃から知る人物。
わしの知らない銀時を、良く知る人物。

今夜も止めなければ。


わしは江戸へ降り、高杉が居るであろういつもの宿へ向かう。














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