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愛って、ほんとにいいものですね

第1章 愛って、ほんとにいいものですね

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 清潔にして、わたしを愛したいからと、シャワーを浴びるとおっしゃいました。
 「めぐみちゃん、
  先に、浴びて。
  そのあいだ、
  布団を敷いておくから」
 シャワーをすまし、布団に入って待っていると、おじさまも、シャワーを浴びて、わたしの横にはいってきました。
 「めぐみちゃんは、
  はじめて?」
 「はい」
 「じゃあ、
  私に、任せていてね」
 「はい」
 おじさまは、下着すがたのわたしを、優しく抱いてくださって、髪を撫でてくださいました。
 しばらく、髪を撫でてくださったあと、キスしてくださいました。
 それも、おじさまの唇を、わたしの唇に、そっと触れるだけの、ほんとに優しいキスでした。
 「キスも、
  はじめて?」
 「はい」
 「めぐみちゃんの、
  緊張がなくなるまで、
  ゆっくり進むからね」
 「嬉しい」
 そのとおりで、唇を触れるだけのキスから、わたしの口のなかに、おじさまの舌が入ってくるまでも、ほんとにゆっくりしてくださいました。
 おじさまの舌が、わたしの舌に、さあ触れておいでと言ってくださるようで、わたしは、おじさまの舌のまわりを、わたしの舌で、撫でていきました。

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