
愛って、ほんとにいいものですね
第1章 愛って、ほんとにいいものですね
6
そして、次の日曜日に、おじさまの家に行くことになりました。
おじさまは、塾を経営なさっていて、ご自宅は、その二階ということでした。
「こんにちは」
「はい。
よく、来てくれましたね」
「おじゃまします。
わぁ、すごい本」
「読みたい本があったら、
どれでも、持ってかえっていいよ」
「はい。
あとで、みてみます」
おじさまは、ほんとに、わたしが訪ねたことを喜んでくださいました。
それからも、何度も、おじさまの家に、遊びにいきました。
そして、わたしは、おじさまの、お人柄に惹かれていきました。
いえ、好きになったのです。
大おばさんと、わたしの名前が同じということは、たぶん、おじさまとわたしは、そうなる運命だったのでしょう。、
「おじさまは、
その恵さんと、
なぜ、
結婚されなかったんですか」
「私は、結婚しようと言ったんです。
恵は、
帰ってきてからにしてほしい。
自由なからだで勉強したい、
そう言って、パリに行ってしまいました。
そして、
その後、連絡が途絶えてしまって」
「そうだったですか」
そして、次の日曜日に、おじさまの家に行くことになりました。
おじさまは、塾を経営なさっていて、ご自宅は、その二階ということでした。
「こんにちは」
「はい。
よく、来てくれましたね」
「おじゃまします。
わぁ、すごい本」
「読みたい本があったら、
どれでも、持ってかえっていいよ」
「はい。
あとで、みてみます」
おじさまは、ほんとに、わたしが訪ねたことを喜んでくださいました。
それからも、何度も、おじさまの家に、遊びにいきました。
そして、わたしは、おじさまの、お人柄に惹かれていきました。
いえ、好きになったのです。
大おばさんと、わたしの名前が同じということは、たぶん、おじさまとわたしは、そうなる運命だったのでしょう。、
「おじさまは、
その恵さんと、
なぜ、
結婚されなかったんですか」
「私は、結婚しようと言ったんです。
恵は、
帰ってきてからにしてほしい。
自由なからだで勉強したい、
そう言って、パリに行ってしまいました。
そして、
その後、連絡が途絶えてしまって」
「そうだったですか」
