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それが、愛なんだね

第1章 それが、愛なんだね

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 皐月は、消防士だから、しなやかで健康な身体をしているので、彰が、長い時間をかけてセックスをするのを、しっかり受け止めてくれる。
 いまは、現場に出ていなくて、広報の仕事をしているが、訓練は、しているのだ。
 彰は、女性が、ほんとに満足して、気持ちよさを充分堪能するまで、続けてあげたいと思っているので、長い時間をかけて、セックスをする。
 皐月が、それに応えてくれるので、いいパートナーを得たと思っている。
 だから、その素晴らしいパートナーを、大切にしている。
 なにをするにも、必ず、皐月に相談してからにしている。
 それを、皐月も、嬉しいと言ってくれる。
 皐月が、はじめて彰に会ったのは、消防点検に行ったときだ。
 「消火器が、
  一つしかないのは、
  よくないです」
 「そうは、
  思っているんですが」
 「思っていたら、
  備えてください。
  塾という、
  子どもさんが、
  たくさんいるのですから」
 「はい」
 「避難訓練は、
  していますか?」
 「いいえ」
 「駄目ですよ。
  子どもさんが」
 「たくさん、
  いますからね」
 「ふざけているんですか?」
 「いえ。
  ごめんない」
 「ほんとに、
  真面目に、
  考えてくださいね」

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