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愛は、メロディにのって

第1章 愛は、メロディにのって

         6

 「まだ、
  お誕生日のプレゼントを、
  渡していません」
 「このうえ、
  プレゼントまで」
 「はい」
 「なにを、
  もらえるんだろう」
 「わたしが、
  プレゼントの品です」
 「百合さん」
 「嬉しい。
  百合と呼んでくれました」
 「だけど」
 「あの、
  なつみちゃんの怪我のときから、
  滝川さんが好きになったんです」
 「そうなんだ。
  わかった。
  百合さん」
 「はい」
 「私のことも、
  望と呼んで」
 「はい。
  望さん」

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