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　　　　　　　　　１２

　四日目。　
　裸で優さんと抱きあった。
　優さんが、じっとあたしの目をみて、
　「優希ちゃん」
　「なに」
　「私は、
　　まえから優希ちゃんが、
　　好きだったんだ」
　「ほんと？」
　「だから、
　　優希ちゃんに、
　　こんな提案をしたんだ」
　「…」
　「好きな優希ちゃんと、
　　セックスができる、
　　いい機会だと思った。
　　それとね、
　　すこし、長くなるけど、
　　いい？」
　「いいよ」
　「その男の子は、
　　根本が間違っている。
　　僕が、優希ちゃんを、
　　濡れるようにしてあげられなくて、
　　ごめんね。
　　と、言うべきなんだ。
　　私なら、
　　そう言う」
　「優さん」
　「優希ちゃん、
　　長いあいだ、
　　辛かったね」
　「うん」
　「私は、
　　優希ちゃんを、
　　美人で働き者だと思って、
　　好きだなと思っていたけど、
　　年が離れているので、
　　無理だと思っていた」
　「優さん」
　「だから、
　　優希ちゃんの話を聞いたとき、
　　私が、
　　濡れるようにしてあげたい。
　　いや、
　　セックスが好きになるように、
　　してあげたいと思ったの」