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愛はあふれる

第1章 愛はあふれる

         14

 そこはもういいから、はやくあそこに…
 と思っていたら、
 「優希ちゃん。
  きょうは、2時間くらい、
  大丈夫?」
 「いいよ」
 「じゃあ、
  ゆっくり進むから、
  気持ちよさを、
  楽しんでね」
 「うん。
  でもはやく、
  あそこに…」
 「そうだね。
  きのうから、
  ずっと、待たせたからね」
 そう言ったのに、おっぱいの下のほうにキスをしたり、お臍のまわりを舌でくすぐったり、下の毛を口にくわえたりする。
 それからやっと優さんの体が、あたしの足の間にきた。
 それなのに、あそこにはキスしてくれず、両側の腿にキスを続ける。
 「ねぇ、
  優さん。
  ねぇ」
 「うん」
 それでも、腿へのキスを続ける。
 「優さん、
  お願い」
 「わかった」

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