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愛は育つ

第1章 愛は育つ

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 わたしもそのとき、からだがブルブルふるえて、頭になにかがツーンと突き抜けるような気持ちよさに襲われた。
 「花子ちゃん…」
 「はい」
 「花子ちゃん。
  ありがとう」
 「わたしも、
  すごく、
  気持ちよかったです」
 「花子ちゃん。
  これは、
  とっても、
  大変なことだよ」
 「えっ」
 先生が話してくれたのは、わたしのあそこのことだった。
 先生は、いままでは、イクのに20分はかけていたのに、さっきは3分も持たなかったと言った。
 それだけ、わたしのあそこが素晴らしい、と言う。
 ただ握るだけなら、そういう女性もいるけど、わたしのあそこは、先生のあれが動くにつれて、形を変えながら、先生のあれについていくように、握りなおすのだそうだ。
 お公家さんというのは、源氏物語をみてもわかるように、性愛にとても関心があったので、わたしのあそこも、そういう歴史からうまれたのだろう、と言う。
 それに加えて、私たちのからだの相性がいいからだと思う、とも言った。
 わたしが、はじめてなのに、すごく気持ちよかったのも、そういうことだからみたい。

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