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愛は育つ

第1章 愛は育つ

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 その微妙な振動が伝わり、わたしは、気持ちよくなっていく。
 なんという、相性のよさだろう。
 先生は、
 「花子ちゃん。
  花子ちゃん」
 と言いながら、わたしに、キスをしてくれた。
 唇に、耳に、そして乳首に。
 わたしはもう、あまりにも気持ちよくて、泣いてしまった。
 しくしくと。
 とっても深い気持ちよさなので、先生にしがみつき、すすり泣くしかなかった。
 先生は、動いていないのに、イキそうになったと言い、さっきと同じように、ウッとかグッとかいう声をだして、またわたしを強く抱きしめた。
 わたしから離れたあと、コンドームをはずして、
 「花子ちゃん。
  続いてなのに、
  こんなにいっぱい…」
 「先生」
 「なんという、
  相性のよさだ」
 「わたしも、
  そう思いました」
 「そうだよね」
 「わたし、
  気持ちよくて、
  また、
  泣いてしまいました」
 「それで、
  花子ちゃんが、
  愛しくて、
  愛しくて、
  たまらなくなり、
  私も…」

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