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あんなこともこんなこともシましたっ!

第10章 高校生 澪の場合

「こうしてみると親子っぽいね」

雅也さんがふと呟きました。

「全然親子っぽくないですよ。むしろ変ですよこの状況。それに私達他人ですし」

「冷たいな、澪ちゃん………もしかして俺のこと好きじゃない?」


私はそう聞かれて少し戸惑いました。嫌いとは違う感情で、好きとも違うし、かと言って家族として見ているかと言われるとそうでもなくて、どう返そうかと悩んでいると雅也さんは続けて話し出しました。


「澪ちゃん俺に何か言いたいことあるなら言ってくれないかな?微妙に避けられるのって結構辛いんだよね。」



雅也さんに言いたいこと……



私はそこで1つのことが頭に浮かびました。でもそれを言うべきかまた悩んでいると雅也さんは私に答えを急かしてきました。


「言いたいこと、ほら、言ってみて?」


そして私は意を決して伝えてみました。


「小学生のときからお母さんと雅也さんのエッチのときの声が丸聞こえで迷惑なんです!お母さんの普段聞かない声がなんか、なんか、変な感じで!」

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