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「なんだよ、急に。まぁ、総務が嫌いじゃないならよかった。とりあえずメシだメシ！」

部長のこともっと怖い人かと思ってたけど優しい人なのかなと思い始めました。


その次の日から私は気持ちを入れ替えて仕事をするようになり、部長もそれをちゃんと見てくれている気がして嬉しくなりました。



そんなある日会社の同期で大学も同じだった犬飼君にご飯に誘われました。2人でご飯を食べながら近況報告をしました。

「な、酒井！総務はどうだよ？」

「なんとかやってる。最初は嫌だったけど今は楽しいかな？」

私はそんなことを言いながら部長の顔が頭に浮かびました。


なんで部長の顔が……






私は部長が頭によぎったことを不思議に思いながらも犬飼君と会話を続けました。

「い、犬飼君は？営業でしょ、やっぱり大変？」

「まぁな！毎日クタクタだよ。でも酒井の顔見たら疲れが吹っ飛んだ。」

「え！？何言って」

「俺は酒井のことずっと良いと思ってた。」

真剣な目で私を見つめる犬飼君……