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愛は楽しく

第1章 愛は楽しく

         10

 クリトリスを舐めるまえに、勉さんは、あそこを舐めてくれた。
 そして、わたしが、声をあげはじめると、クリトリスからすこし離れたところを、舐めはじめた。
 そして、クリトリスの横から根元までを、舐めつづけてれる。
 ほんとだわ。
 まだ、クリトリスのまわりなのに、ほかのところを舐めてくれたのとは、まるで違う気持ちよさだ。
 そして、勉さんの舌が、クリトリスの先に触れたとたん、すごい気持ちよさが、わたしに、襲いかかってきた。
 そう、襲いかかってきたというほかない。
 わたしは、足を突っ張り、腰を思いっきり浮かせていた。
 勉さんは、わたしの腿をしっかり抱えて、クリトリス全体を舐めはじめた。
 ものすごく、気持ちいい。
 体中が痺れるような、気持ちよさだ。
 「勉さん、
  気持ちいい。
  どうかなっちゃうみたい。
  ほんとに、
  気持ちいい」
 勉さんは、舐めつづけてくれている。
 わたしは、気持ちよさに、足や腰はもちろん、体全体に力をいれることができず、グッタリして、声も出なくなった。

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