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愛は楽しく

第1章 愛は楽しく

         5

 わたしと勉さんは、バスルームにいき、シャワーをかけて、バスタブにはいった。
 広いバスルームだ。
 部屋全体は、中世のお城のようなデザインになっている。
 「菜緒ちゃん。
  言っておきたいことがあるの」
 「なに」
 「菜緒ちゃんは、
  嫌がるかもしれないけど」
 「どんなこと」
 「菜緒ちゃんの、
  あそこを、
  舐めてもいい?」
 「そんなことか」
 「えっ」
 「今の若い女性は、
  セックスのとき、
  あそこを舐めらてもらうのは、
  当たり前と思っているよ」
 「菜緒ちゃんは、
  ほんとに、
  初めてなのか」
 「うふふ。
  でも、
  わたしを心配してくれて、
  言ってくれたのが、
  すごく嬉しい」
 「うーん。
  初めてなのに、
  知識はあるんだね」
 「ネットには、
  もっとすごいことが、
  いっぱいだよ」
 「でも、
  あんなものを、
  鵜吞みにしちゃ、
  駄目だからね」
 「わかっています。
  参考になるかならないか、
  ちゃんと、
  見分けています」
 「よかった」
 「あそこを、
  舐めてもらうというのは、
  確かに、
  気持ちいいと思います」
 「じゃあ、
  あそこを舐めるのと、
  クリトリスを舐めるのとの、
  気持ちよさの違いは、
  わかる?」
 「それは、
  よくわからないわ」
 「きょう、
  わかるよ」
 「うん」
 「だいぶ、
  長くなったね。
  あがろうか」

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