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愛は楽しく

第1章 愛は楽しく

         7

 勉さんは、それから、ほんとに優しく丁寧に、わたしに、セックスの悦びを教えてくれた。
 キスに、10分。
 おっぱいを舐めるのに、10分。
 乳首を舐めるのに、10分。
 あそこは、20分も舐めつづけてくれた。
 「菜緒ちゃんは、
  若くて体力があるから、
  舐めても楽しいよ。」
 「でも、
  わたし、
  息があがってる」
 「いい声も、
  出ていたしね」
 「うん。
  だって、
  ものすごく、
  気持ちよかったんだもの」
 「でもね、
  菜緒ちゃん。
  クリトリスは、
  いままでとは、
  違う、
  気持ちよさだよ」
 「うん」
 「セックスは、
  気持ちよくなるためにするもの、
  ということで言えば、
  クリトリスを舐めるのが、
  セックスを始めたときは、
  いちばんいいと思うよ」
 「入ったときよりも?」
 「まるっきり、
  違うよ」
 「わぁー。
  楽しみ」

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