
世界の中で
第1章 貴方と君と………
【母校】
太陽が暑苦しく輝くこのところ
ふと、外を見るとバラバラに走り去る鉄の塊の奥に目がいった
パコーンッ
ファイットー!!
そんな声が響く
あぁ
部活か…
そんなことを考えながら見ていると、見られていることに気がついた1名が眩しいほどの笑顔で手を振ってきた
懐かしいと思いながらもその子に手を振り返してやる
するとそれに気がついた奴等がぞろぞろと集まり始めた
見ていて気持ち悪い…
群がる奴等に苦笑いをしてそこから逃げるようにして移動した
それは車内から見た【母校】の後輩たち
