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突然の出逢い ( N×M )

第1章 Anemone .




M side


最近は家で1人でいるのも嫌で幼なじみの智の家にずっと入り浸っている。



どこに出かけるでもなく
リビングの定位置に座って1日を過ごす。


くそみたいな日々だよ。ほんと。





でも今日は...




ピンポーン




「ん?誰だろ。はーい
あ、翔くん!」





智くんの友達かな。




俺は気にせずテレビに目を向けた。




「ちょ、ちょっと!」



そんな声とともに聞こえた足音。



「何ごと...?」



リビングに入ってきたのは
櫻井さん。



...と後ろに二宮さんの姿が。




何でここに...?



淡々と説明していく櫻井さん。




分かったことは


櫻井さんの下の名前は 翔。

智と櫻井さんは知り合いだった。


二宮さんは俺と智が付き合ってると思っていた。




全てを話した後、櫻井さんは帰って行った。

二宮さんを残して。




「潤もちゃんと話したほうがいいね。」




智もどこかに出掛けて2人っきりになった。

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