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突然の出逢い ( N×M )

第2章 Yellow Tulip .



M side





みきが去った後、ベンチでかずくんを
待つがなかなか来ない。





「おかしいなぁ…」




心配して電話もかけるがでない。






もしかして何かあった...?





胸騒ぎがしてパーク内を走る。





「かずくん...どこっ...?」




探しながら泣きそうになる。






観覧車の前のベンチに人影が。






「見つけた...。」





俯いているかずくんの元に駆け寄る。






「かずくん、探したよ。」






「うん...ごめん。」






「どうしたの...?」





­­「何にもない。」






じゃあ何で俯いたままこっち向いてくれないの?




「かずくん...。」




ぱっとこっち向いたとき涙の後に気づき
そっと頬を撫でる。





「触んないでっ!」





「え...?」


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