
突然の出逢い ( N×M )
第3章 lily .
N side
デートは本当に楽しくて、
時間が止まればいいのに夜が来なければいいのにってずっと思ってた。
ニコッと笑う姿
映画のときに少し触れられた手
好きなのか俺の髪をいじったり。
まだ一緒にいたい気持ちが強くて
潤くんの家にお泊まり。
すっごい緊張するけど嬉しい。
.
「お邪魔します~」
「どうぞ。適当に座って?」
ソファーに腰掛けるとクッションがあって
ふと触ったときにふんわり潤くんの匂いが香ったから思わず顔をうめてしまった。
「ふふっ…」
「いや、ごめん!これはそのっ…」
顔を上げるとビールを持った潤くんが笑ってた。
びっくりして言い訳しようとするが思いつかずあたふたする。
「ほんっと可愛いね、かずくん(笑)」
頭をぽんぽんされドキドキが凄い。
今日は潤くんがやたら愛おしくて
離れたくなくて、どちらからともなく甘い口付けをして
ふふっって2人で照れ笑いする時間が物凄く幸せに感じた。
潤くんの腕の中で眠りに落ちて、
でも俺はやっぱり甘かった。
忘れてはいけない 柊 のことも。
