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突然の出逢い ( N×M )
第4章 chamomile .
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あぁ、過去のことを思い出してしまった。
「つまり異父兄弟 ってことだよね?」
「うん、そうだよ。」
一分一秒刻む度に謎に緊張が高まる。
その時 ガチャっとドアの開く音がした。
「ただいま~.........」
俺を見て固まっている。
無理もない。
「潤くん、何でここに...」
「おかえり、和也。
ほら、弟の潤だよ。」
かずくんの戸惑いに気付かない母さんが笑顔で言うけど表情は曇るばかり。
「弟...?」
呼吸音も意識してしまうほどの静寂に包まれる。
「かずくん、ちょっと出掛けようか。」
声を掛けても一向に動かないから無理に手を引いて
一気に居心地が悪くなった家を後にした。
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