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若様の性長日記!・3

第2章 マッサージ師・由香里 再会

「そうですね。一応裸眼なんですけど、目薬差すことが増えました」

「ふむふむ。ちょっと腕を伸ばしてくれる?」




「あっ、はい」




由香里さんは真剣な表情で、オレの腕に触れる。




「筋肉が固まっているわねぇ。お風呂で揉み解したりした方が良いわよ」




「でも自分じゃあんまり効かないみたいで…。あまりにヒドイ時は整体に行っています」




「けれど通えないでしょう?」


「…ですね。月に二度ぐらいしか行けていません」




「秘書のお仕事って、半端ないって聞くもの。梢ちゃんももうちょっと若様を気遣ってくれれば良いのに…」




眉をひそめながら心配してくれている様子は、まるで本当の医者のように見える。




まあマッサージも大事な医療行為だしな。




「梢さんの方がきっと、オレなんかより疲れていますよ。秘書と指導役の二役をこなしているんですから」




「まあそうでしょうけど…」




…そんなにオレの体はヒドイんだろうか?




今度親父にマッサージチェアを購入するよう、相談してみるか。




「ところで由香里さん、さっき言っていたアレルギーですけど、今からマッサージに使う薬品のことですか?」




「ええ、そうよ。後は気持ちをほぐす為に、お香を焚いたりするからそっちでもね」




「お香でもアレルギーってあるんですか?」




「ごくまれに、だけどねぇ。煙アレルギーって言うのかしら? 肌に合わない人はいるからね」




いろんなアレルギーがあるんだなっと思っていると、由香里さんが立ち上がった。




「んっ、若様の状態はとりあえず分かったわ。じゃあ今度は体をほぐすから、寝てくれる?」




「はい」




オレはベッドに横になった。

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