【短編BL】想定内の親密度!
第1章 想定内の親密度!
「玄関…戸締まりしろよ――――…慎太郎しか家にいないだろ?不用心だ!」
「そ~か?我が家には取られて困るもんなんかねぇ~よ」
健ちゃんは俺の隣に立つと…「部屋いかねぇの?」と、リビングでくつろいでいる僕を見下ろす。
「――――あ~別に、漫画はどこでも読めるからな…でも、続き…部屋だ…」
僕はめんどくさそうにソファから立ちあがり…
健ちゃんと自分の部屋に向かった。
部屋に向かうさい玄関を見るとちゃんと施錠されていた。
「健ちゃん…鍵閉めてくれたんだサンキュー」
「あ~…うん」
ん?健ちゃんに少し違和感があったが…僕は気にせず部屋に入った。