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恋のハードル高し!!

第2章 ダブルデート

「卒業式以来だから、2ヶ月ぶりだね。元気?!」



夏美にそう言い、笑顔を見せる。
親雅とつるんでたせいで、女友達は親雅目当てで私に近付いてきていた。


もちろん、夏美もその一人。

だから、親友って言える友達は…同性にはいない。


親雅と高校が別と言うと、それだけで連絡も取らなくなった。所詮、私はツナギなのだ。

わかってるけどムカつく。



「うん。ミラちゃんは?」



「元気って言いたいけど、正直勉強がきつい。」



私が苦笑すると、首に腕を絡めて親雅が言う。



「だから俺と同じ高校にすりゃよかったんだよ!!未来がいないと張り合いねーし、マジで!!」

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