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恋のハードル高し!!

第12章 偶然と恋の味

私のために泣いてくれる友達が出来るなんて、思っていなかった。

中学までの周りの女の子達は、全員自分の事で泣いていたし、泣いて私を見方につけようと画策していた子の方が多かった。


ちょっと感激して、こっちの意味で涙が出そうだった。



「ありがとう、すみれちゃん。」


「絶対、いい恋出来るから。」



悪い恋だったのかなぁ。
親雅を好きでいていい事なんて思い出せないけど、ある意味鍛えられたって言うか…(笑)

『新しい恋』
なんて言われても、そうそう出来そうにはない。
まず、気持ちを整理しないとだし。

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