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恋のハードル高し!!

第12章 偶然と恋の味

カバンの中で携帯のバイブ音がして取り出すと、着信は『チカ』からだった。


「どうしたの?」


私がディスプレーを見て固まってると、不安そうに私の顔を覗き込んで来た。


「チカから…。」


そう言って携帯を見せた。
周りをキョロキョロ見回すが、それらしい影もなく安心した。

さっき、まさかの遭遇2連発には、心臓飛び出るかと思ったし!!って、逞には女装ばれたし!!

その上親雅にまでなんて、生きていけない!!
絶対にバカにされて、再起不能にまで陥る!!


こんなに親雅の存在が近くにあって、忘れられるモノなのかと、不安でしかない。

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