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恋のハードル高し!!

第2章 ダブルデート

そう言う親雅を睨みつけると、『売られた喧嘩は買う』と言わんばかりに睨み返してくる。


私の何が気に入らなくて喧嘩腰でいるのかわからないけど、私だって今日の仕打ちは耐えられそうもない!!



「何だよ。」


「未来って絶対男できねーな。こんだけ食われたら、超金かかるし、その前に萎える!!」


「ちょっとー、チカくん言い過ぎぃ。」



親雅の言葉に笑う夏美がテーブルを叩いて笑った。

親雅の表情は『勝った』と言わんばかりのドヤ顔で、怒りのあまりに拳を握った。



「別に、チカには関係ないじゃん。チカと付き合うわけじゃないんだし、大きなお世話だよ。」



情けないが、こうやって強がるしかない。むかつくし、居た堪れなくてすぐに口を開いた。

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