
オオカミは淫らな仔羊に欲情する
第4章 パーティーの夜に
「ありがとう……」
裕は私をぎゅっと抱きしめてくれた。
「俺、マジで絢音のこと好きだから。優しくするから、
安心しろ」
「うん……」
それから裕は部屋のカーテンをさっと閉め、
スタンドの明かりだけにしてくれた。
私達は彼のベッドの上に座り、恥じらいながら、
互いの服を脱がせあった。
初めて見る父以外の男性の体にどきどきしながら、
私は彼と口付けを交わし合って、愛撫しあった。
緊張をほぐすために、わざとくすぐったいふりを
して笑ってみたりした。
だんだん体が熱くなって、あそこが濡れてきて、
裕は初めてだったらしく、
最初気ぃばかり焦ってしまって
痛々しいまでにいきり勃った自分の分身を
何処へ挿れたらいいのか? さえ分からず
まるで私を焦らすみたいに、散々その熱い分身で
アソコの周辺を行ったり来たりしつつ挿入口を
探るよう擦ったあげく……ヌメりで偶然ニュルンと、
ソコへ入ってきた。
「!! はう ―― っっ」
「ご、ごめん。痛かった?」
「う ―― ううん、だい、じょぶ……」
「や、やべぇ ―― も、だめ、だ……」
「へ?」
裕は私のナカで動く間もなく、イってしまった。
でも、私は少なからず好意を持っていた裕と
卒業までにひとつになれて、
何だか嬉しいような、ちょっぴり大人に
なれたようなそんな気持ちがしていた。
