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SO短編集

第3章 You are my precious.~翔~

【翔side】

俺の、宝物。

「んふふ…」

「ん~?」

「おいら食われんの?」

「そうだよ、いつもでしょ?」

「ふふっ」

貴方が居ないと、俺はダメなの。

慣れた動線を歩いて、脚で寝室のドアを開けた。

智くんをベッドに下ろして、着ていた部屋着を脱いでると、目が合った智くんは楽しそうに笑ってる。

「さて、いただきます」

覆いかぶさって顔を覗き込むと。

「んふっ、いただかれます」

嬉しそうに言った貴方の唇が、ちゅっと俺に触れた。

愛してる。

















FIN.

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