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栄養と睡眠と貴方(気象系ON)

第1章 (大´・∀・`人 .゜-゜宮 )

Oside



今日もありがたいことに仕事して

これ撮ったらあとは帰るだけ。


明日はオフだし、テンション上がる♪

5人とも明日休みらしいから
スタジオへ向かうみんなの足取りが
めっちゃ軽やか。



だったんだけど…



収録を始めてみたら

ニノ、ちょっと具合悪そうじゃない?




隣に立ってるからあんまり顔は見えないけど

モニター越しに見る限り
少し顔色悪い気がするし、

頑張って笑ってるように見える…。


周りから見たらそんなこと気にならないくらい
いつものニノなんだよ。

さっきスタッフさん達に挨拶した時も
誰もニノの体調とかそんなことは話してなくて。




メンバーはみんな気づいてると思う。

芝居のうまいニノでも
体調の悪さには完全には勝てない。


休めない仕事柄だから
多少具合悪くてもやらなきゃいけない時もある。

嵐の代わりはいないもん。


でもニノは人一倍頑張るやつだし、無理するし、

それはものすごく心配。


無理したい気持ちはわかるから
むやみに引き止めちゃいけねぇなって思うけど、

せめてサポートしたい。


みんなが喋ってる松潤の方を見る。

松潤もたまに天然な発言が出るんだよね。
吉村さんにツッコミ入れられて嬉しそう。


カメラがこっちに向いてない時に
さりげなく手を伸ばしてニノの背中をさすった。


ニノは一瞬固まったけど
おいらのメッセージが届いたらしく

自分の手の甲で
おいらの手の甲にちょっとだけ触れてきた。


ニノがおいらに触るのは
なんでもないときがほとんどなんだけど

たまに何か言いたげにタッチしてくる時がある。

構って欲しい時は
おいらの服の袖をちょんって引っ張るし、

眠い時は肩に頭乗っけてくるし。


今のは
ありがとうってことかな。





休憩時間になって楽屋に戻るニノに声をかける。


「いつから体調悪いの?」

「お昼すぎくらいからかな…」

「昼よりきつくなってる?」

「うん…でも大丈夫よ、もう帰れるし」

「あんまヤバいなら言えよ?分かった?」

「うん、ありがと」


みんなも戻ってきてニノを心配する。


後ちょっとで帰るから大丈夫って
ニノは笑顔を見せながら言った。



早く収録終わらないかな…


とにかくニノが心配。


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