夜の影
第6章 Wanna make you mine
【智side】
サトシ、と俺を呼んで、ショウは嬉しそうに笑った。
勘弁してくれよ。
と思う。
そんな、会ったばっかのちっちゃいガキみたいに、さ。
懐いて慕う気持ちを、素直に表に出すなよ。
「サトシ」
「うん、ショウ」
甘くかすれた声で、俺を呼んで、腕が背中に回ってくる。
笑いかけてやったら、ショウは頭を上げて、自分から俺に キ ス してきた。
「んふっ…ん…」
舌 を絡め合っている間、ショウの手のひらが、俺の背中から 腰 にかけて撫でるように動く。
あったかい。
手を伸ばして 脚 の間を撫でてやると、背中の指にキュッと力が入った。
「んん…ぁふっ、ん…」
生意気で、負けず嫌いな性格なんだろう。
気持ちが真っ直ぐな奴は、躰 の反応も素直だ。
可愛いな。
俺たちがこれからすることで、何か生まれるものって、あんのかなぁ…。
仕事と思えって、アイツに言われて。
俺はもう何人と 躰 を繋げたか、自分でも分かんないよ。
元々、言葉が苦手だから、躰 で会話するのは苦じゃなかった。
変な話、いくら語り合ったって、人間は嘘なんかいくらでも吐く。
でも、イ く 時 の、その瞬間は。
どんな奴でも、素のままの自分をさらけ出す。
『その時』の相手の顔を見て、声を聴いて、躰 のこわばりや震えを受け止めてると。
おかしなもので、ちょっとだけ、優しい気持ちになる。
相手の痛いところを、そっと手で押さえて。
血が止まるまで、静かに祈ってるみたいな。
ちょっとだけ。
ちょっとだけ、慰められる気がする。
「ショウ、お前のここに入りたい」
耳元で言って入り口に指を当てたら、びくっ、と 躰 を固くした。
サトシ、と俺を呼んで、ショウは嬉しそうに笑った。
勘弁してくれよ。
と思う。
そんな、会ったばっかのちっちゃいガキみたいに、さ。
懐いて慕う気持ちを、素直に表に出すなよ。
「サトシ」
「うん、ショウ」
甘くかすれた声で、俺を呼んで、腕が背中に回ってくる。
笑いかけてやったら、ショウは頭を上げて、自分から俺に キ ス してきた。
「んふっ…ん…」
舌 を絡め合っている間、ショウの手のひらが、俺の背中から 腰 にかけて撫でるように動く。
あったかい。
手を伸ばして 脚 の間を撫でてやると、背中の指にキュッと力が入った。
「んん…ぁふっ、ん…」
生意気で、負けず嫌いな性格なんだろう。
気持ちが真っ直ぐな奴は、躰 の反応も素直だ。
可愛いな。
俺たちがこれからすることで、何か生まれるものって、あんのかなぁ…。
仕事と思えって、アイツに言われて。
俺はもう何人と 躰 を繋げたか、自分でも分かんないよ。
元々、言葉が苦手だから、躰 で会話するのは苦じゃなかった。
変な話、いくら語り合ったって、人間は嘘なんかいくらでも吐く。
でも、イ く 時 の、その瞬間は。
どんな奴でも、素のままの自分をさらけ出す。
『その時』の相手の顔を見て、声を聴いて、躰 のこわばりや震えを受け止めてると。
おかしなもので、ちょっとだけ、優しい気持ちになる。
相手の痛いところを、そっと手で押さえて。
血が止まるまで、静かに祈ってるみたいな。
ちょっとだけ。
ちょっとだけ、慰められる気がする。
「ショウ、お前のここに入りたい」
耳元で言って入り口に指を当てたら、びくっ、と 躰 を固くした。