夜の影
第6章 Wanna make you mine
【智side】
「ショウ…
俺の名前、呼んでみな」
はっ、はっ、と息を荒くして、ショウの頭が左右に揺れる。
「大丈夫だよ
息、吸って」
素直に、精一杯息を吸ってるみたいだけど、胸 があまり膨らまない。
「ゆっくり吐いて」
初めての感覚が受け入れがたいんだろう。
きつく目を閉じた眉間に皺が寄ってる。
両耳の脇でシーツを握る手の甲に、血管が浮かび上がる。
ショウが吐くのに合わせて、指 を抜いていく。
「吸って」
吸い込むのに合わせて、また 指 を入れた。
人差し指と、中指。
「んんっ」
さっき イ か せ たから、ポイントが分かりにくい。
溜まってると、すぐ分かるんだけど。
ここか。
「あっ!!」
仰け反って、顎が上がる。
そのまま指で擦りながら、躰 をずらしてショウのを 咥 え た。
「ぁあっ!!」
根元まで口に入れて、締めないようにしながら 舌 で撫でる。
「あ…はぁ…ぁん…」
今だけ。
「あ…サト、シ…」
今だけ、愛してやる。
ショウ、俺はね、代わりのきかない相手は要らないんだ。
ただ一人、こいつだけ、って。
何もかもすべて、捧げてしまいたくなるような相手は、要らない。
「ショウ…
俺の名前、呼んでみな」
はっ、はっ、と息を荒くして、ショウの頭が左右に揺れる。
「大丈夫だよ
息、吸って」
素直に、精一杯息を吸ってるみたいだけど、胸 があまり膨らまない。
「ゆっくり吐いて」
初めての感覚が受け入れがたいんだろう。
きつく目を閉じた眉間に皺が寄ってる。
両耳の脇でシーツを握る手の甲に、血管が浮かび上がる。
ショウが吐くのに合わせて、指 を抜いていく。
「吸って」
吸い込むのに合わせて、また 指 を入れた。
人差し指と、中指。
「んんっ」
さっき イ か せ たから、ポイントが分かりにくい。
溜まってると、すぐ分かるんだけど。
ここか。
「あっ!!」
仰け反って、顎が上がる。
そのまま指で擦りながら、躰 をずらしてショウのを 咥 え た。
「ぁあっ!!」
根元まで口に入れて、締めないようにしながら 舌 で撫でる。
「あ…はぁ…ぁん…」
今だけ。
「あ…サト、シ…」
今だけ、愛してやる。
ショウ、俺はね、代わりのきかない相手は要らないんだ。
ただ一人、こいつだけ、って。
何もかもすべて、捧げてしまいたくなるような相手は、要らない。