テキストサイズ

夜の影

第14章 Akira

【智side】

男がネクタイを解いて、俺の 両 腕 を 縛 り 上げた。

もう夢中だな。

すっかり プ レ イ に 酔ってやがる。

自分がどんなに阿保面を晒してるか、鏡を見たらビックリするぜ?



「悪い子だなっ
お 仕 置 き だっ」



カウチから降ろされて、上半身だけが座面に乗った姿勢にされた。

尻 の 肉 を 掴まれて左右に広げられると、バ ッ ク からガンガンと 突 き 立 て られる。



「あっ、あっ、あっ、あっ」



激しく突かれるたびに、こうした行為に慣れきった自分が声を上げる。

別に気持ちいいわけでもないのに。

自分の 先 端 から 雫 が 垂れてるのが感覚でわかる。

どんな 薬 を 使われたのか…。

痛いほどに前が ジンジン してるのに、イ き た い のか、そうでないのかハッキリしない。

いやいや プ レ イ をしながら、ぼんやりしてる頭で考えてたら、男の 先 端 が 良いところに当たった。



「ああっ!!」



やばい、これは く る。

声 が 止まらない。



「あんっ、ああっ、ああっ」

「ここかっ?
ここが い い のかっ?
くっ、イ ン バ イ だなっ」

「ああっ、らめっ、ああっ」



遠くでエレベーターが到着した時の『ポーン』という音が微かに聞こえた。

やっと来たか…。

もう、躰 で 感じてることも、頭で考えてることも、心で求めてることもバラバラだ。

心で求めてること…。

ショウ…。

もう少し、一緒に居たかった、な…。



「あっ、いやっ、いやっ
ああっ、あああっ」



ポイントをつかんだらしい男が、一か所ばかり 責 め て くる。

あぁ、もう…出 る…。



「いやぁっ!!」



達 し た のと同時に、部屋に複数人の足音が飛び込んで来た。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ