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OS短編集

第1章 ふりーず、からの

【翔side】

マッパだから、シたんだよね?

体のどこもベタベタしてないけど。

拭いてくれたのかな…。

俺、また、貴方に面倒かけちゃった?

申し訳ない気持ちと、大事にされて嬉しい気持ちで、貴方に覆いかぶさって頬にキスした。





「智君、ありがと」

「うん…おれもあいしてる……」

んはは!

コーヒーを飲む時間ぐらいはありそうだ。

髭は剃らないと。





今日は朝イチのロケで、自分で運転するより拾ってもらったほうが楽だから、迎えを頼んである。

コーヒーメーカーをセットしようとしたら、既に豆と水が入ってて、スイッチを入れるだけになっていた。

いつもの癖で、段取りを考える。





コーヒーメーカーのスイッチ入れて→トイレ行って→歯を磨いて→髭を剃りながら→着ていく服を考えよう。

それから、コーヒー飲みながら、メールチェックだな。





今日は冠番組の収録があるから、現場で智君にも会える。

よしっ。頑張りますか!!









★★崖上り収録中★★

天の声『難易度に加えまして、
一部情報によりますと
大野さん、なんだか調子が悪い、
というふうに伺ったんですが』


翔「調子、悪い?」←

会場:ええ~~~、ザワザワ。

智「体が凄い重いの」

相「これ、典型的な仮病ですよ」

翔「はっはっは!!」←

智「寝不足なんだよね
聞いて!聞いて!
頑張って昨日、3時まで起きてた
いろいろやることあるよ
スーパー行ったりぃ
5時間はキツイだろ」

翔「知らねぇ(笑)」←









FIN.
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