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my destiny

第6章 Pray

【翔side】

相葉君の話もあるし、きっと、まとまった睡眠を取っていないんだろうね。

まだ寝呆けてるから、息が苦しくならないように、ゆっくり 唇 を合わせる。

静かに、ゆっくり。

絡 め ないで、挟むだけにして。

柔らかい感触を 愛しむ。

繰り返していると、つい 舌 が 出て。
歯 に触れたら、貴方の 唇 が 開いた。


「…ん…」


背中に回ってた腕が、スルリと落ちる。

手を伸ばして、胸 の 飾 りに触れた。


「んぁ…」


指 で 摘 ま ん で 刺 激 する。

強くしないで。

ゆっくり。


「んんっ…」


優しい貴方の、優しい 舌 が、絡 んでくる。

起きちゃったか。

起きるよね。

目を合わせて、笑いかけた。

ぼんやりしてるのが愛しい。


「…しょぉ……」


返事の代わりに、顔をずらして。
耳 にフッと 息 を 入れる。


「あっ」


胸 に触れていた手を外して、逃げた顔を戻す。


「二人で消えようか」


頬を撫でながら、目を見つめて言った。


「え…?」


怖がらせたらいけない。
何でもない風に言わないと。


「智、俺と逃げよう」

「翔、くん?」


笑いかけて、短い キ ス をする。

腕を引いて貴方の 半 身 を起こして。
向かい合わせに、脚 を 絡 め た。

そのまま貴方の腕を、俺の肩に回す。

大丈夫だよ。





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