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my destiny

第6章 Pray

【智side】


「俺、待つから…」

なぁに…?

「今すぐじゃなくてもいいんだ」

背 骨 に沿って、翔君の 舌 がすべっていく。
髪が 背 中 をくすぐってる。

「いつか、でいいからさ」

背中の真ん中を、優しく 吸 わ れ る。

気 持 ち い い…。

「二人で、南の島とかに移住して…」

舌 が行ったり 来たり。
舐 め ら れ て、吸 わ れ て。

オイラの 体 が、びくっってなる。

「一緒に笑って暮らそう」

翔君が 唇 と 舌 を 動かす音が。

自分の声が。

さっきから聞こえて、恥 ず か し い ょ…。





「晴れたら 釣 り に行って」

「う、ん…」

「雨なら絵を描いてさ」

「ぁ…う、ん…」

「夕方になったら、手を繋いで
地元のパブに行くの…」

手をつないで。
すごく、いいね…。

舌 が、背 骨 のもっと下まで、おりてく。
割 れ 目 のところから、 チ ロ チ ロ と 入 っ て くる。

「あ、もぅ…」

中に、来て欲しい。

「しょぉ…」

顔が見たいよ。

「それを、二人の夢、にしよう…?」

「…しょうくん…」

泣いてるの…?

振り返ろうとするのに。

指 がまだ 入 っ て て。

体 に力が 入 ん な い。

「あっ…」

あぁ、抜けた。

オイラの上に来てくれて。
翔君の 先 っ ぽ が 当たってる。

やっと顔が見れるのに。
にじんで、ぼやけてる。

「しょおくん、泣かないで…」

って言ってるのに。
翔君の手が伸びて来て、オイラの目をぬぐう。

脚 を たたまれて。

「うんっ、んんっ…」

翔君が、入 っ て くる。

息 が止まる。

「智、一人になろうとしないで」





いつかの未来。

ふたりの夢…。

いつか、だったら。

ゆめ、見てもいいのか、な。








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