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家に着くと、僕はダウンロードした『赤い糸』のチャットアプリを開いた。


聖輝「えっと…まずは登録か…」


チャットをするには名前、年齢、性別を登録する必要があった。


聖輝「名前…」


さすがに本名を出す勇気はない…


何がいいんだろう…


涼野…


涼しい…


涼風…


聖輝「…よし、りょうにしよう！」


僕は連想して出てきた名前を入力し、登録した。


聖輝「プロフィール画像も登録できるのか…」


せっかくだから何か家にあるもの…


聖輝「…そうだ、これにしよう！」


僕は部屋に飾られているぬいぐるみ達を写真に収め、プロフィール画像として使用した。


聖輝「さすがに素顔は出せないからなぁ…これでいいよね。」


あとは、繋がりたい相手の条件を検索するだけ…


聖輝「繋がりたい人…」


もちろん男性の方がいい…


年齢は……


聖輝「…まぁ、とりあえずお試しとして…」


18〜とだけ設定して検索をかけた。


すると1人の男性と繋がった。


聖輝「おぉ…こうやって繋がるのか…」


どうやらこれは繋がりをかけられた相手から承認が得られたら、チャットができるらしい…


聖輝「さてと、今のうちにお風呂に入ってこよう。」


僕はスマホを置いて風呂場へと向かった。