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聖輝「ふぅ……」


まだ緊張してる…


さっきの話でちょっと緊張解れたと思ったけど…


ずっと心臓バクバクしすぎてしんどいなぁ…


聖輝「…はぁ……」


「大丈夫？」


聖輝「えっ？」


後ろを振り返ると櫻井さんがいた。


櫻井「疲れてない？」


聖輝「あっはっはい、大丈夫です！」


櫻井「そう、良かった。」


櫻井さん…間近で見るとものすごくカッコいいなぁ…


さすが大人の男性って感じ…


聖輝「あっごっごめんなさい、お手洗い行くんですよね、僕先に戻っていますね。」


ガシッ


櫻井「待って。」


聖輝「えっ？」


僕は腕を掴まれた。


櫻井「涼野くん…」


聖輝「はっはい…」


櫻井「俺達、実は初対面じゃないんだよ？」


聖輝「えっ？」


櫻井「きみは覚えてないかもしれないけど、俺はきみのことを知っている。」


聖輝「僕のことを…？」


えっ、どういうこと？


僕のこと知ってるって…


国民的アイドルに会っていたら絶対に覚えているはずなのに…


全然思い出せない…