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数日後。


今日は森本くんの歓迎会。


あいにく店長はお店でお留守番だけど…


シフト休み組で集まって歓迎会を開いた。


速水「ではでは、新しい仲間が増えたことを祝して…カンパーイ！！」


「「「「「カンパーイ！！」」」」」


速水「ゴグゴク…ぷはぁ〜！」


「いやぁ〜、ビール美味いわ〜！」


「お酒飲むのもいいけど悪酔いだけはやめてよ？」


「分かってます〜」


森本「……。」


聖輝「あっあの、森本くん…」


森本「…はい…」


聖輝「あの…好きなもの頼んでね、先輩達が奢ってくれるみたいだから…」


森本「……。」


速水「森本！遠慮しないで何でも食えよ！」


「そうだそうだ！今日はお前が主役だからな！」


「私達に気遣わなくて大丈夫だからね。」


森本「…はい…」


聖輝「えっと、皆さん何頼まれますか？」


「えっとね…これとこれと…」


速水「どう？仕事は慣れてきた？」


森本「いえ、まだ全然…」


速水「そっか…でも大丈夫、先輩達みんな優しいし、困ったことあったら何でも聞けばいいから。」


森本「…はい…」


速水「俺から見ると森本くんは笑顔が足りないね。」


森本「笑顔…」


速水「そう！仕事はいくらでも覚えられるけど、接客業は笑顔が大事だから！」


森本「……。」


速水「お前さぁ…もう少し表情柔らかくならない？」


森本「…すいません…」


速水「ふぅ…これは鍛えるのに時間かかりそうだな…」


「おい速水！これめっちゃ美味そうじゃね？」


速水「どれ？うわっ、絶対美味いやつじゃん！」


「じゃあこれも頼んじゃお！」


聖輝「分かりました、すいませーん！」


森本「……。」