テキストサイズ

CHOCO❤︎LAVE

第9章 新人さん



聖輝「あの…家まで送ってくれてありがとう。」


森本「どういたしまして。」


聖輝「帰り大丈夫?この辺街灯ないから…」


森本「大丈夫ですよ、俺歩くの速いんで。」


聖輝「そっか…」


森本「では、おやすみなさい。」


聖輝「あっあの、森本くん!」


森本「はい。」


聖輝「あの…僕達…同級生なんだし…その…僕に対しては全然タメ口でいいよ!」


森本「えっ?」


聖輝「確かに…僕の方がちょっとだけ先輩だけど…何か、同級生に敬語使われるのってしっくりこなくて…」


聖輝「だから…僕に話しかける時は…普通でいいよ。」


森本「……。」


これは…お節介じゃないよね…?


多分…


森本「考えておきますね。」


森本くんはそう微笑みながら歩いていく。


聖輝「おっおやすみ!またバイトでね!」


僕が手を振ると、森本くんも手を振り返してくれた。


聖輝「……。」


結局タメ口は聞けなかったけど…


この間よりかはちょっとだけ仲良くなれたかな?


聖輝「…さて、帰ってお風呂に入ろ。」


僕は森本くんの姿が見えなくなったのを確認して、家の中に入った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ