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CHOCO❤︎LAVE

第10章 2人きり



次の日。


事件は起こった。


相葉『あのお店、今日貸切で予約取れなかった…ごめん!!』


何と、よりによって今日は貸切の為予約を受け付けていなかった。


何でも会社の飲み会で利用するとか…


何でよりによって今日なんだろうか…


聖輝「ハァ……」


光樹「ドンマイすぎるな…」


聖輝「どうしよう…このままじゃ約束が破談になっちゃうよ…」


光樹「そうやなぁ…時間的にも今のうちにぱっぱ決めとかなやばいな。」


聖輝「でも…どのお店がいいのか…」


光樹「相手が芸能人やからなぁ…適当には決められへんな…」


聖輝「そうだよね…」


オープン席の場所はもちろん、個室があるところでも顔バレするリスクが高い…


もう…今日は諦めるしかないかな…


光樹「…そうや!ええこと考えた!」


聖輝「えっ?」


光樹「お前の家に招待したらええねん!」


聖輝「えっ、ぼっ僕の家?!」


光樹「そう!それなら予約とかせんでええし、周囲にバレることもないやん!」


聖輝「いや、でも…そんないきなり…」


光樹「もうこうなったら方法はひとつしかない!」


ガシッ!


光樹「お前自身でおもてなしをするんや!」


聖輝「おもてなし…」


光樹「そう!愛情こもった手作り料理で相手の心も鷲掴み!いやぁ、完璧やな〜!」


聖輝「いや、でも…断られるかもしれないし…」


光樹「そんなん誘ってみな分からへんやん!」


聖輝「でも…」


光樹「聖輝…お前は相葉ちゃんに会いたい?」


聖輝「…会いたい…」


光樹「それなら、まずは誘ってみるべきやな。」


光樹「もしあかんかったら、また次考えたらええやん。」


聖輝「光樹くん…」


そうだよね…


ダメ元でも…提案してみるべきだよね…


聖輝「…ありがとう…僕、誘ってみる!」


光樹「おう!頑張れ!」


時間は12時50分…


お昼休憩が被ってたらいいけど…


僕は電話をかけた。


〜♪♪♪


〜♪♪♪


〜♪♪♪


聖輝「…出ないなぁ……」


やっぱり仕事中か…


光樹「とりあえずLINE入れとけよ。」


聖輝「うん…」


僕は相葉さんにLINEを入れた。

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