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CHOCO❤︎LAVE

第11章 親交



次の日。


聖輝「森本くん、おはよう!」


森本「おはようございます。」


聖輝「今日も頑張ろうね!」


森本「はい、よろしくお願いします。」


2人で一緒に帰った次の日から、森本くんの表情が変わった。


相変わらず言葉は固いけど、先輩達とも普通に会話をするようになった。


「あれ?森もっちゃん髪の毛染めたの?」


森本「はい、美容師に勧められて…」


「へぇ〜、その髪型似合ってるよ!」


森本「ありがとうございます。」


「涼野くんも髪の毛染めてみたら?」


聖輝「いやぁ…僕は黒髪でいいです…」


「何でよ?茶髪似合うと思うけどなぁ…」


「うんうん、ピアスも付けたら今どきの子になるよ!」


聖輝「ピアス…」


アクセサリーとか全然興味がない…


森本「涼野くんはこのままが1番いいと思いますよ。」


聖輝「えっ?」


「そうか〜?」


「まぁ、顔立ち良いからね。」


森本「じゃあ、僕小坂さんのところに行きますね。」


聖輝「あっうん…」


「さてと、俺らも仕事するか!」


「そうね、今日も一日頑張ろっと!」


聖輝「……。」


森本『涼野くんはこのままが1番いいと思いますよ。』


聖輝「……。」


店長「どうした?顔真っ赤だけど?」


聖輝「わぁっ?!」


店長「あははっ!オーバーリアクションだね〜」


聖輝「びっくりした…」


店長「いや、顔真っ赤だから何かあったのかな〜って。」


聖輝「あっいや、その…ちょっと恥ずかしいことを思い出しちゃって…」


店長「恥ずかしいこと?なになに、裸で街歩いたの?」


聖輝「そっ、そんな事する訳ないじゃないですか!?」


店長「あははっ!冗談だよ冗談!」


聖輝「もぉ…」


店長「そうかそうか、恋煩いかぁ…」


聖輝「いや、僕は恋なんて…」


店長「また今度ゆっくり話聞かせてくれよ?」


聖輝「あっ、店長!」


変な誤解されちゃった…


聖輝「ハァ……」


僕が恋愛するなんて…


絶対にあり得ないのに……


「涼野くーん!6番卓様の注文お願い!」


聖輝「はーい!」


僕は気持ちを切り替えて仕事に励んだ。

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