
CHOCO❤︎LAVE
第11章 親交
そして、約束の日…
19時25分頃、僕は東京駅に着いた。
聖輝「はぁ…緊張する……」
松本さんと2人きりで会うなんて…
夢にも思わなかったなぁ…
聖輝「…約束の時間まであと5分……」
待っているだけでも心臓がうるさい…
聖輝「……。」
〜♪♪♪
聖輝「あっ…!」
ピッ
聖輝「はっはい、もしもし!」
松本『もしもし、涼野くん?今東京駅に着いたんだけど…』
聖輝「あっはっはい、僕も今着いたところで…」
松本『あっ本当に?申し訳ないけどロータリーの方まで来てもらってもいいかな?』
聖輝「はっはい、分かりました。」
僕は言われた通り、ロータリーの方に向かった。
電話によると、松本さんは黒い車に乗っているとのことだった。
聖輝「えっと…あっ…」
ロータリーに黒い車が1台停まっていた。
僕は黒い車に近づき、そっと窓から覗き込んだ。
そこには、サングラスをかけた松本さんの姿があった。
僕に気づいた松本さんは車の鍵を開けてくれた。
ガチャッ
バタンッ
聖輝「こっ、こんばんは…」
松本「こんばんは、久しぶりだね。」
そう言いながら、松本さんはサングラスを取った。
その姿を見た瞬間、一気に緊張が高まった。
松本「じゃあ、行こっか。」
聖輝「はっはい…」
車がゆっくりと動き出した。
